HSPは改善できないのか。楽に生きるためには。(不安や恐怖を調整する)
「明日がこなければいいのに・・・。」
明日のことを考えると,不安を抱きながら眠れない夜を迎えるHSPは多い。
自分自身がHSPだとわかり,気が楽になりました。
しかし,一方では「治らない」ということに頭を悩ませます。
HSPは先天性の気質であり病気ではないので「治る」ということはありません。
そのことを理解する一方で「何もよくならない」という不安を抱えてしまいます。
目次
HSPの一番の課題は「楽に生きること」
「治らない」ということは「不治の病」というように感じてしまうかもしれません。
「そもそも病気ではない」ので治す対象ではないということです。
血液型や性別,肌の色や手の大きさ等と同じように生まれ持ったものであるということ。
センサーが違うだけ
暗いところでも写真を撮ることができるカメラは,何が違うのか。
センサーが違います。光を感じるセンサーが敏感なのです。
HSPは心のセンサーが敏感なのです。
その敏感なセンサーは性能であって故障ではありません。
敏感なセンサーで必要なのは「調整」です。
こころの調整をする。
敏感なセンサーを持っているHSPはどのようにして調整すると良いのでしょう。
HSPのこころは些細なことを感じとり,「不安」や「恐怖」という反応をします。
それが大きく,長く続くと体にも影響を及ぼしてきます。
「こころの負担」を少なくすることが必要です。
脳の力を借りて,こころを助ける。
HSPが負担を感じている「不安」や「恐怖」のおおくは,まだ来ていない未来のことです。
「明日」「将来」「きっと」という言葉をキーにして「不安」や「恐怖」を感じます。
心配していることは起こるか起こらないかわからないけどとにかく不安で怖い。
そんなときにHSPを助けてくれるのは「脳」です。
「不安」や「恐怖」を客観化する。
「不安」や「恐怖」は未来だから心配なのです。人間の脳の素晴らしさは未来を現在に変えてくれることができます。
「不安」や「恐怖」に感じていることを想像します。その時に注意するのは,それに苦しむ自分も他人のように想像するのです。
映像として思い浮かぶように想像します。まるでテレビを見ているように想像します。
具体的に細部まで想像します。
そうやって客観化すると「不安」と「恐怖」は調整できるようになってきます。